『記憶』





最近思い出したこと

人はそれを『思い出』といったりするが僕にとっては1つの欠けた記憶。

思い出したくもない記憶。

なぜ、今まで思い出さなかったのか。

なぜ、今になって思い出してしまったのか...。





―――――『お前は俺が守る』

それは誰に言った言葉?

君が『お前』と言うのは君が心を許した人物だけ。

ねぇ、その言葉....。

僕に言った言葉じゃないよね?

君と同じ立場にいたい。

君と対等でありたい。

守り、守られ、そうありたいっていったよね?

でも、君になら守られるのも嬉しいんだ。

それなのに、その言葉は誰に?



ねぇ........――――――――――













「どうしたんだ、キラ?」

「・・・・・ううん、何でもない。」



クスッ



「それならいいけどね。」

ねぇ、あの言葉は誰に言ったもの?

自分に向かって微笑んでくれている瞳がどこか自分じゃないところをみていて、




『お前は俺が守る』




ねぇ、アス。

アスがその子に好意を持っているなら別れてあげるよ。

でも、その子は殺すから。

すぐに殺しはしない。

アスが好きになったその代償は払ってもらわないとね。

僕が一番アスランを大好きなんだから。
















経験した物事を心の中にとめ、忘れずに覚えていること。また、覚えている事柄。
経験したことを覚えこんで保持しておき、のちに過去の経験として再生する働き、また、その内容。